
っという訳で、突如として始まりました。
中条工芸と申します。
誰もこのブログを使わない様なので、中条が綴っていきます。
ではまず初めから。
私がここで働き出したのは、去年の12月後半の事でした。
フォトグラファーの求人を探していたところ、
求人を見つけ、運よく面接にまで辿り着くこととなりました。
そして面接の日がやって来る。
面接場所へと赴き、待つこと数分。
面接担当が現れ、薄暗い倉庫の薄暗いソファーに誘導される。
そして面接担当の男はついに口を開く。
「とまぁ、求人票に記載していた通り人形の撮影でして・・・」

「はぁあ。」
会社につくなり、なんとなく嫌な予感はしておりましたよ。
ええ、まぁ、
全ては中条が悪かったのだ。
求人票の内容を詳しく見てなかったからだ。
何となく求人票を見て、物撮りだと思い込んでしまっていたのだ。
まぁ、物撮りは物撮りではあるのだが・・・
人形の、しかもラブドールの物撮りとはね・・・・参った・・・
しかも中条の目の前には、足を大きく開いたラブドールが・・・
なんでや。
なんでなんや。
面接してくれてる人より、そっちに目が行きますよ。
いろいろ説明は受けるものの
あばばばばば。
あー、まずい、何も聞いてなかった。
最終的に面接の方は3人になっていて、
中条の手には小さいラブドールを握らされていたのだ。
「(うぉ!)いつの間に・・・(ってか何んか笑ってるし・・)」
中条はですね、自分で言うのも変ですけどね。
良いヤツなんですよ。
見た目は冷たいとか、笑わなさそうとか言われるんですが全くそんな事はございません。
鴨ちゃんの餌やりもするし。
だだこの時は、
家族とか身内にどう説明しようかとか、
ただ冷徹に全てを隠蔽して過ごそうか、そんな事を必死に考えておりました。
